天平年間、行基菩薩によって開創され、天平宝字4年に洛陽椋橋山住僧法爾和上来臨され宝殿を築いて中興する。
御本尊に十一面観世音菩薩を仰ぎ、法燈相伝えて1200有余年、幾多の栄枯盛衰の歴史の中、道俗こよなく浄心を運び地域の守護仏として十方を照らし安寧を願う。
度々、火災に遭いながらも復興を遂げ観音堂・大師堂・持仏客殿・鐘楼堂の現在の姿を保つ。
近年、境内に自生する杉苔に咲く一輪の「桔梗」に導かれ約千株を植栽し、清楚な姿で楚々として咲き乱れる姿は圧巻そのものである。
平成20年の御開帳を期して「桔梗寺」を名乗り、御本尊を「桔梗観音」と称して人々の除災円満・運気向上を祈る。